「フェイス/オフ」「ミッション・インポッシブル2」「男たちの挽歌」などの
ジョン・ウー監督が、日本映画をリメイクすると先日報じられた。
その日本映画とは、
『野獣の青春』(1963年日活)監督は、鈴木清順
原作は、松田優作映画でおなじみの大藪春彦(原作「人狩り」)
主演は、宍戸錠
僕はジョン・ウー監督ファンなので、早速観てみた。
繁華街にやってきた凄腕の男ジョー(宍戸錠)。
ヤクザが経営するキャバレーで騒ぎを起こした。
目的は、組に入る事。
野本組ヤクザの組長(小林昭二)に気に入られ、ジョーは次々に仕事をこなしていく。
また一方でジョーは、敵対するヤクザにも潜入。
そこでも気に入られ、野本組の情報を漏らしていく・・・
真のジョーの目的とは・・・?
一見、黒澤明の「用心棒」か?
と思いきや、
サスペンス要素もあり、ラストは結構びっくり。
所々、面白い撮り方をしていて
冒頭、白黒で始まるが、
花だけがカラーになっていたり、
(映画本編は、カラー)
2つのヤクザの事務所が、面白い作りになっている。
一方の事務所が、
キャバレー店内全体が見えるようになっている。
(マジックミラーになっているので、客側からは見えない)
もう一方のヤクザの事務所は、
映画館。
事務所から大きなスクリーンが見えるようになっている。
ジョン・ウー監督は、そういう面白い部分が気に入ったのではないだろうか?
ただ気になるのが、
この映画にはあまりジョン・ウー監督の好む「男の友情」的な部分が感じられない。
その辺のドラマを新たに付け加えてくれると嬉しい。
ラストは、両組の激しい銃撃戦があり、
本当にリメイクされるのであれば
「男たちの挽歌」的なジョン・ウー映画が、見れるとなると嬉しい。
配役がまだ決まっていないようだが、
香港(アジア)俳優で製作されるのか、
ハリウッド映画なのかが気になるところだ。
ひと昔前なら
主人公のジョーをチョウ・ユンファが演じていたところだが、
はたして誰がやるのか?
いずれにしても
チョウ・ユンファには、どちらかのヤクザの組長を演じてもらいたい。
ただ、ジョン・ウー監督
先日のニュースでは、喉頭がんの治療中との事
一刻も早い回復を祈るばかりである。
予告編
昔の街並みを見るのも楽しい。
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